今日、敬愛するYさんから私の大好きな和三盆が届きました。季節ごとに送られてくるこの干菓子は私の大のお気に入り。食べるのが申し訳ないくらい綺麗なのですが、美味しくてすぐに食べてしまう。
Yさんは筆まめで季節感溢れる絵葉書をいつも送ってくれます。Yさんからの便りは、私にとって、ある意味心の支えになってます。Yさん、いつもありがとうね(*^O^*)。
今日、電気館へ映画を観に行きました。
電気館は熊本の老舗映画館。小さな映画館で、上映されているのはアート系の映画ばかり。
上質でメッセージ性の強い映画を観ることができます。
私が観たのは「福田村事件」。
私のお気に入りの作家、森達也さん監督の作品です。森達也さんは映画監督でもあり、今までも数々の話題作(主にドキュメンタリー)を撮ってきました。
この「福田村事件」は実話をもとに作られています。
関東大震災のとき、混乱の中でたくさんの朝鮮半島出身者や共産主義者が虐殺されました。その数は6000人に上るともいわれています。震災から6日後、福田村の自警団によって香川から来た行商団が殺害されるという事件が発生しました。行商団は讃岐言葉を話していたため、朝鮮人と疑われ殺害されたのです。
この映画を観て、群集心理、流言飛語の怖さに胸が震えました。
同調圧力が存在する中で、「違う」と言うことの難しさ、根拠の乏しい情報が連鎖的に伝達され、それを簡単に信じてしまう危うさ。状況を正しく見極めながら生きていくには、やはり「知ること」「学ぶこと」を怠ってはいけないと改めて思いました。
もう一度観に行きます。